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私が生まれて初めてかかった歯医者について

私が生まれてから自分の記憶の中にある歯医者さんで最初に治療を受けた事があるのを覚えているのは、私が当時通っていた幼稚園時代の幼稚園の年長さんの時の歯医者さんです。

 

当時は1980年代前半の時代で現在よりも歯医者さんは無痛治療が浸透しておらず、無痛で治療なんていう事はむしろそういった無痛治療を患者さんにしてくれる歯医者さんが少なかったくらいの時代で、私が生まれて初めて行った幼稚園の年長さんの歯医者さんもやはり無痛治療などは行っていない歯医者さんでした。

 

私は当時母と二人で安い家賃の木造アパートに親子で暮らしており、私が幼稚園の年長さんだった時のある日に私が母と幼稚園に行く為に当時私達が暮らしていたアパートの部屋からアパートの階段の廊下に出て、そしてアパートの階段を下りている時に事故は起きました。 私は幼稚園に行くのを急ぐあまり足をもつらせて階段から転げ落ちてしまったのです。 そして私は顔面からアパートの階段の下のコンクリートの部分に落ち、前歯が2本、ひしゃげてプラプラの状態で歯茎と繋がっている状態になってしまいました。 私が階段から転げ落ちて行くのを目の当たりにして母は焦り、私を救急車に乗せて搬送しようと思ったそうですが、私が大きな声で泣いていた事から救急車を呼ぶ必要は無いと感じ、そのまま幼稚園に階段から落ちたので歯医者さんに連れて行くという旨を伝えて幼稚園を休み、私を抱えた母は当時私達が住んでいたアパートから2kmほどの場所にある評判の良かった歯医者さんに行って治療を受けたのでした。 私達がその時に行った歯医者さんは私達が住んでいたアパートの隣町の歯医者さんでしたが、私と同じ幼稚園に通っていた女の子のお母さんが子供に治療を受けさせてみて腕前が良いと感じたという評価を私の母に話していてのを母が覚えており、その隣町の歯医者さんに母は私をとっさに連れて行く事を決断したのです。

 

そしてタクシーで隣町の歯医者に着いた私と母は、階段から転げ落ちて子供、つまり私の歯がひしゃげて前歯がプラプラの状態になっているのを歯医者さんに見せました。 そして歯医者さんは「乳歯ですから、抜いた方が良い」という診断を下し、漫画に出て来る様な「ペンチの様な物」で私の前歯をビッビッと手際良く抜いて治療は終わったのです。 歯医者さんに初めて行った事の怖さで泣きじゃくっていた私でしたが、ペンチの様な物で前歯を抜かれた時の痛さはほとんど感じませんでした。 麻酔をされた記憶は無いので、麻酔無しでペンチで歯を抜かれても痛くないというのは、やはりあの歯医者さんは名医だったのかなあ、と今では思っています。